「日常で扱うタオルは使用していい?」
「タオルの種類が多くてわからない」
洗車を初めたての時に傷がいつの間にか付いていると悩むことがあると思います。洗車用タオルと生活用綿タオルの違いを押さえることで「傷が付きにくい洗車タオル」を選択できます。
この記事では、洗車をたくさん経験した僕が「タオルについての解説とおすすめ」を紹介していきます。
何度も洗車をしてたどり着いた製品なのでぜひ参考にしてみてください。
日常生活で活用される綿100%タオルは不向き
なぜ、綿のタオルが不向きとされているのか理由が3つあるので解説していきます。
- 繊維が固く傷が付く
- 吸収量が少ない
- 拭き後に繊維が残る
繊維が固く傷が付く
生活で使用する場合は繊維が固くても困るこはないですが、車に対しては適さず使用した分だけ愛車に傷を付けてしまう恐れがあります。
特に、乾拭きとして使用すると繊維が尖ったままの状態なので力を入れずにサッと拭き上げるだけでも目立ってしまうので注意が必要です。
街中で車を見ていると、太陽が反射をして塗装面が傷で円状になっているものを見たことがありませんか。これは、間違った方法か生活用綿100%素材のタオルを使用してしまっていることが考えられます。
吸収量が少ない
大量の水を吸収するように作られていなかったり日常生活のみの設計なので、洗車の水滴を全て拭き取ることが難しいです。
家庭用綿100%素材タオルは生地が薄く一度吸収しきってしまうと拭きすじが残って水垢の原因となります。
対して、洗車専用として作られたタオルは傷から守り水滴も最後まで吸い取ることができます。特徴としてマイクロファイバータオルは手触りがふわふわで優しく厚い作り、PVAは繊維が残らず絞れば何度でも使用できます。
拭き後に繊維が残る
タオルは洗車中の拭きあげや洗濯機を使用することにより摩擦が生じて毛羽立ちを起こしてしまい、毛が抜ける原因となります。
付着したまま残すと固着して取れなくなることがあるためしっかりと表面をチェックして置くことが大切です。
また、洗車専用タオルは使い始めは繊維が抜け落ちる事は少ないですが、繰り返し使用することで硬くなったり劣化していくことから毛羽立ちが発生します。
適正な道具を使用していても劣化は防ぐことが出来ないため適度な頻度で交換、更新をしていきましょう。
車の部位ごとにタオルを分ける
ボディ・ガラス・ホイールのようにタオルを部位毎に分けることで不具合を減らす事ができます。
- 傷が付きにくくなる
- 拭き残しや水滴の筋を減らす
傷が付きにくくなる
車のボディの下半分であったり足回り、ホイールは汚れやすく、放置をするとすぐに溜まってしまいます。
洗車直後でも、汚れが取り切れていなかったりホイールの側面、内側は完全に取りきるのは難しいです。
このため、1枚で全体を拭き取ると汚れを広げて傷を付けてしまうことがあるため分けるとリスクを減らすことができます。
拭き残しや水滴の筋を減らす
同じタオルをしばらく使用していると水分の吸収力が落ちていくため水滴が伸びて拭き取ることができなくなります。
タオルを分けておこなうと必要な箇所だけで良いため吸収力は落ちずに全体を行えます。
水滴は水垢や汚れの付着に繋がるので乾拭きを行って水分のない乾いた状態にしましょう。
洗車用タオルの種類
- マイクロファイバークロスとは
- PVA(ポリビニルアルコール)クロスとは
- セーム皮クロスとは
マイクロファイバークロスとは
糸の細さがおよそ8μm、ナイロンやポリエステル等の合成繊維で、エッジのある三角形によって作られています。
マイクロファイバー繊維は無数に隙間があるため吸水性と速乾性を持っています。
また、場面を問わず扱いやすいので日常生活や掃除用品としても高い人気があり複雑に設計された繊維が汚れをしっかりとキャッチができます。
PVA(ポリビニルアルコール)クロスとは
薄いスポンジのようなタオルになっており、ミクロで見ると立体網目構造で形成され約90%が中空となっています。
最大の特徴として挙げられますが、一体構造で連なっており、外部からの力が加わらなくても管を移動する毛細血管現象を発揮します。
このため、吸水性や保水性が抜群に優れて急速で水分を取り込みしっかりと保持をすることができ、絞れば繰り返し使用する事ができます。
セーム皮クロスとは
鹿革の繊維になめし剤を結合させ安定した革に変化させたものをセーム皮といい超極細の繊維が汚れ、水分、油分、手垢などの汚れもしっかりと取ることができます。
セーム皮には天然とナイロン製の人工タイプがあります。天然セームは耐久性や保管能力、なめしの効果によって耐水性にも優れています。最高品質なので貴金属や精密機械を拭くのにも最適です。
人工タイプは洗車用に広く使われており店頭に並んでいるもの基本は人口となります。約600円で購入できるコスパの良さや作業に特化しているので扱いやすいです。
洗車タオル おすすめ 7選
洗車後の拭き上げやコーティング施工中でも使用することがある洗車用タオルのおすすめを紹介していきます。
シュアラスター(SurLuster) マイクロファイバークロス
タオルタイプ | マイクロファイバー |
素材 | ポリエステル・ナイロン |
サイズ | 縦400mm×横400mm |
使用可能 | ボディ・ガラス・車内 |
使用場面 | 水滴拭き取り・コーティング・クリーナー・清掃 |
SurLusterマイクロファイバークロスは、超極細繊維なので車のあらゆる箇所やクリーナー、コーティング施工など選ばずに使用できる万能クロスです。
自動車SNSみんカラの「クロス・タオル部門」で過去にも1位を受賞、洗車を行うユーザーから高い評価を得ていて大人気となっています。
洗車後の残った汚れもしっかりと繊維によって拭き取ることができるのでピカピカな仕上がりにすることができます。
カークランド(Kirkland) マイクロファイバークロス
タオルタイプ | マイクロファイバー |
素材 | ポリエステル・ナイロン |
サイズ | 縦400mm×横400mm |
使用可能 | ボディ・ガラス・ホイール・車内 |
使用場面 | 水滴拭き取り・コーティング・クリーナー・清掃 |
Kirklandマイクロファイバークロスは、会員制倉庫型コストコの製品で大容量の36枚入り、1枚あたり76円と低価格で初心者にも手が届きやすいクロスです。
日常生活やペットにも最適で使用できるので多様性があり扱いやすいです。また、高い吸収性が水滴を吸い取ってくれるので水垢等の不具合を避けることも出来ます。
1枚ごとにカークランドタグが付いており、このまま使用すると傷になる可能性があるため避けるか事前に切っておく必要があり注意しましょう。
アイオン(AION) 拭き取りクロス プラスセーヌ L ピンク
タオルタイプ | PVA |
素材 | ポリエステル・PVA(ポリビニルアルコール) |
サイズ | Lサイズ 縦690mm×横430mm |
使用可能 | ボディ・ガラス |
使用場面 | 水滴拭き取り |
AION拭き取りクロスプラスセーヌは、クロス表面全体が塗装面への摩擦抵抗を減らすエンボス加工がされており拭き取りのしやすさやコーティング被膜に優しい仕様になっています。
一見、1枚に見えますが3層構造なので吸収量だけでなく耐久性もあり長く愛用することができます。
サイズはS・R・Lの3種類あるので車種や拭き取り方法によって選択すると良いでしょう。
AUTOGLYM(オートグリム) アクア・ドライ クロス
タオルタイプ | 合成セーム皮 |
素材 | ー |
サイズ | 縦500mm×横450mm |
使用可能 | ボディ |
使用場面 | 水滴拭き取り |
AUTOGLYMアクア・ドライクロスは、新しい構造の合成セーム革となっており天然セームを超す性能を持っています。
そのため、吸水性と耐久性に優れていたり大きめサイズなので一度に広い面を拭けるため楽に質の高い作業をすることが可能です。
使い込むほど手に馴染むので長期的に安定した効果を実感することができるのでコストパフォーマンスが高いのも特徴と言えます。
AutoGo 洗車タオル大判マイクロファイバークロス
タオルタイプ | マイクロファイバー |
素材 | ポリエステル・ナイロン |
サイズ | 大判:縦1000mm×横700mm 小判:縦400mm×横400mm |
使用可能 | ボディ・ガラス・ホイール |
使用場面 | 水滴拭き取り・コーティング・クリーナー |
AutoGo洗車タオル大判マイクロファイバークロスは、様々な場面に対応できるように乾拭きと水拭き兼用で洗車、掃除、日常生活に使用できます。
超極細繊維で細さはわずか髪の毛の100分の1、優れた吸収力を合わせ持ち軽く引っ張るだけで簡単に拭き取りができます。
サイズは大判と小判の2種類がセットになっていて、広い面と細かい部分に使い分けながら使用できます。
ボディに傷が付かない方法
今回は「洗車タオルの種類と特徴」を紹介しました。用途や使用方法を間違えるとタオルでも簡単に傷を付けてしまったり水垢を付着させてしまうことがあります。
愛車や自分に合ったタオルを見つけることで不具合は最小限に抑えることができます。
以下の記事では、車高が高い車に必須の「おすすめ脚立」を紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。
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